感覚を通して働きかける

2023.09.17
発達ケア

人という構造体に働きかける
「エクストラレッスン」

先日のゴールデンウイーク中に、ZOOM連続講座がありました。

コロナ禍にあって、この講座も1年間延期になっていたのですが、
ようやく終えることができました。

教育活動の中でも、子どもたちにより良い働きかけができるようにと、
教室の中で、また、学習活動の中で行うことができるエクササイズを
たくさん学ぶことができました。

落ち着かない、集中できない、衝動性が強いなどの傾向は、
ますます多くの子どもたちに見られるようになりましたね。

どうしても、子どもたちの様子が、学習に対して不適切だと
指導する立場の大人は、その子を指導しなければと思いがちです。

注意や叱責をされても、子どもたちは何をどう修正したらよいのかわからない、
ということは、教育現場では多くみられます。
家庭でも、育て方が難しいなと思われることがあるかもしれません。

そんな時、以前であれば、親のしつけがなされていない、とか、
子どもがわがままなのではないかとか、言われていました。
その言葉に困惑し、世間の目を気にし、
子どもを矯正しようと叱ってみたり、それでも言う事をいかなくて怒ってみたり、
そんなご家庭もあるかもしれません。

我が家も同様でしたから、よくわかります。

そんな不毛な対立は、もうしたくない。

でも、どうしたら良いかわからないまま、手探りで学んできた今があります。

そうした子どもたちに何が起きているのか、
よーく観察すると見えてくることがあります。

子どもたちは、何かに反応している、ということです。
それは、音や声かもしれませんし、目に映った何かかもしれません。
また、先生や大人の人が話した言葉、なのかもしれません。

自分の体に入ってきた情報を、身体が反応をして、
動いたりおしゃべりしたり、怒ったり泣いたりしているのです。

当たり前と思われるかもしれませんが、これはとても大切な視点です。

子どもたちの性格や精神的な問題と捉えてしまうと、
大きく勘違いが起きてしまう可能性があります。

それを、このエクストラレッスンでは、
感覚の在り方、身体の使い方が人にとってどのようなことをもたらすのかを教えてくれます。

ちょっとしたことですが、取り入れることで変化が起きます。
今まですぐに逃げてしまって座ることができなかったお子さんも、
背中に刺激を与えただけで、とてもおとなしくなったり、
文字を書くようになったりします。

これは、学校現場の先生にヒントをお伝えしただけでの変化です。
子どもたちが、健やかに成長するためには、
大人のちょっとした視点の持ち方が助けになると思っています。

子どもたちの様子をどう捉えるか、
みなさんと共有していきたいですね。
お話をする機会があれば、伺いますよ✨

2023.09.17
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