出来事と思考と感情をわけること
今回は、私の講座を受講後に
「出来事と思考と感情の仕分け」をして、
子どもをむやみに怒らなくなりました!
学校の先生に理解してもらいやすくなりました!
という声が多くあったのでシェアしたいと思います。
あなたは、お子さんが学校で嫌なことがあったんだ
と訴えてきたらどうしますか?
「何があったの?」
「え~また、何か言われた?」
(うちの子、誰かに迷惑かけてないよね・・)
色々な思いが出てくると思うんです。
よ~く話を聞いてみると、
自分がやろうとしたことを止められて
ダメだって怒られた。
という話で
今、それをやる時間じゃないだろ!
中学生になってもわからないのか!
と決めつけられたことに
腹を立てているということらしい。
そんな時、聞いていてこちらも腹が立ってきて
「ほんとに、酷い言い方だよね」
「先生なんだから、もっと丁寧に指導してよ」
と思うかもしれません。
それって、当然の反応で、
親だったら子どもが理不尽な思いをしていたら
一緒に怒りたくなるものね。
でも、
この状態で一緒に腹を立てていたとして
その先、お子さんは学校で良い環境に
身をおけるでしょうか・・
ああ、結構今回は厳しいことを突き付けられている
ような気持になる方もいるかもしれません。
そんな方は、スルーしてくださいね。
子どものことが大好きだから
子どものために一生懸命だから
共感性が強ければ強いほど
子どもの感情に引っ張られてしまうことって
とっても多いのです。
それは、親子関係を育む上で
とっても大切な要素だけど
お子さんが自立に向けて少しずつ
歩み始めている年齢になっているとしたら
自分でその出来事をどう捉え
どう解決してくのか
共に考えることも必要になってきます。
「そうか。嫌な思いをしたんだね」
と、共感しつつ
「何をしている時だったの?」
「具体的に状況を話してみて」
と、出来事のみをまずは、客観的事実として
おさえていきます。
そうすると、確かに、先生の言う通り
今、お絵かきしていい時間じゃないな、とか
終わりの時間を伝えられているのに終われなかったんだな
とか、見えてきます。
そうして、
「その時、どう思ったの?」
と聞いていきます。
すると
「だって、自分以外の人も遊んでいたからいいと思った」
「人のためにやっているんだから、少しくらいいいじゃん」
などなど、色んな気持ちがあったことがわかります。
先生に注意されたときには
「そんな言い方しなくてもいいじゃん」
「もう、頼まれてもやりたくない」
「私ばっかりいつも注意されるのは何で⁈」
と、色々な考えや気持ちが浮かんでいることも
わかります。
そして、さらに、
理不尽なことに対しての「怒り」
わかってもらえなかった「悲しみ」
認めてもらえなかった「悔しさ」
などが、隠れていることがわかりますね。
これが、感情です。
そうして、仕分けをすることで、
何が変わったかというと、
相手の立場や想いにも気がつくことになり
子どもにかける声かけが変わってきます。
「そうか、自分のやっていることを
認めてもらいたかったんだね。」
「悔しいの、わかるよ。
次は、時間を気にしてみようか」
などなど。
すると、自分の不甲斐なさも感じているため、
怒りの裏にある、
わかりあいたかった想いが浮上してきて
素直に「うん」っていう反応が
返ってくる。
不思議だけど、
これが日常化してくると
あんなに感情が爆発していた子が
「お母さんも怒ってばかりだと
しわが増えちゃうよ」
って、言える関係になってくる。
それから、
学校とのやりとりにも
この方法を使っているお母さん曰く
「子どもの実情も理解してもらいやすくなったし
学校側も、非難(モンスター?)とは受け止めないから
配慮してもらいやすくなったんです」
とのこと。
え?こんなことで?
と疑っているあなた。
一度、だまされたと思って
実践してみてください。
何かの糸口がみつかるかもしれませんよ。